2015年4月25日土曜日

【将棋】お酒を飲んだ帰りに思ったことをたらたらと…その2

 ヤングアニマル最新号では、3月のライオンのスピンオフが始まりました。
先週号かな、予告を最初見た時の自分の反応…
「おいおい、スピンオフかぁ、スピンオフとかどうでもいいから本編進めてくれよー
…あ、違う人が描くのか、それだったら羽海野チカさんは本編やってくれるのね?
ん…でも同じ週刊誌で同じ漫画、本編とスピンオフ2つ掲載したりしないよなぁ?
2つ同時掲載なら読むもの増えて嬉しいけれど…うーん、じゃあ暫く本編休みなんか…?」
と思ってたけど、やはり本編はありませんでした。
それでなくても元々毎週連載はしてなかったと思うので、
スピンオフと本編、交互掲載とかなら良いかも。
でも、そうしたらそうしたでなんか読者としては混乱しそうな?
やるとしたら、5話ずつ交代とかかな…
ときに”現在としての”将棋マンガのメインストリームは、3月のライオンですが
(そのはずw例えば、ある時代では月下の棋士がメインストリームの時もあっただろう、
少し前はハチワンダイバーかな?w)
将棋漫画って、もっと現実によりそって、実在のプロ棋士や奨励会棋士をモデルにしたり
イメージしたりした漫画の方が良くないかなぁ…?と思った
3月のライオンも若干モデルにしてる?イメージできる人もいるけれど
棋戦名とか変えてるでしょう、あのへんとか、ドウなの?って思うのだけど…
読売新聞との兼ね合いがあるのだろうかね…?
ハチワンダイバーなんかは、鈴木大介さん・浦野真彦さん・戸辺誠さん、大平武洋さんとか
まんま出演してて、わかりやすくて好感持てたし。
将棋自体の人気や認知度が低いから(サッカーとか野球とかに比べてって意味で)
より現実の将棋界をイメージ、身近に感じられるような漫画の方が良いようなぁ気もしました
サッカーで言えば、キャプテン翼なんか、もう漫画だけども、
メッシとかキャプテン翼からサッカーに入ってるんだよねw
そして、漫画ちっくにするするなら、
主人公が強すぎる漫画も、それはそれで面白いとは思う
そういう意味では月下の棋士の主人公は強すぎる感じではあったかな
阪田三吉の初手96歩?の続きが3手目95歩だぜーってのが漫画らしくて良かったと思う。
まぁ3月のライオンは、将棋そのものより、将棋を題材とした人間ドラマっていう部分が大きいけれどね
その漫画の本質がそれじゃないから、そうなんだけれど
棋譜もあんまり見えない漫画が多いが、
実際の棋譜をモデルにして、感想戦で取り上げたような手を漫画の主人公が指したりする、とか
そういう内容のものでも面白いと思うんだけどね。
「王手、桂香とり」ラノベは、漫画らしい?将棋表現である意味面白かった。
主人公が強すぎる漫画系
指したり、指導したのは将棋の神様だけど
ラノベの中身で描かれている神様の将棋は
現実の将棋じゃありえない指し回し
歩を全部つっかけて取らしてから
(現代のPCの評価関数、もちろんプロ棋士の判断ともに、最悪の指し回しだろう)
その方が、そのあと結果的に勝つ、っていう(笑)まさに神様の将棋w
ただ、あえてこじつけるなら
こないだの電王戦の横歩取り系の勝負で出てきたけれど、
飛車を一旦回って、銀を上がらせて、飛車をぶつける(だっけ?)
人間は、銀を上がらせた分、損な動きだ、っていう判断だけれど、
PC的には、結果として、ソッチのほうが後々良くなるっていう判断だった
こういう部分は、神様の将棋にはあるかもしれない
まったく意味がなさそうな初手94歩につぐ3手目95歩、とかいずれは開発されるかもしれないね?
いやされないか?(笑)
一回衝撃的だったのは、序盤で98香車と12香車をする将棋が3段リーグとかであった奴
ふざけた手なわけではなくて、意外と研究されているらしいね。興味深い。
変な話だけど、歩を全部とらせた時って、歩は取られてるけれど、
歩を打てないんだよね(2歩だから)
例えばだけど、(相手の歩を一切とらないで)
歩を全部取らせるかわりに飛車を取れるようなことがあった場合って
相手は歩を前進させて、と金にするぐらいにしてわざと取らせるようなことをしないと
ひょっとしたら歩が邪魔で攻めれないかもしれない(笑)
なんかそういう、ありえないような序盤が、中終盤で生きるようなことって、なにかしらありそう。
しかし、ありえないような序盤が勝負を左右するような将棋があったとしたら
それはある意味将棋ではないような気もする(笑)
ある程度論理的な指し方、棋理があってこその将棋、って思いたいですねw
最初に角道あけたり、飛車先の歩を伸ばしたり。
あと、そうそう、電王戦はもういいから、
A級棋士1人VS CPU5体 の5局とか
A級棋士1人VS PONANZA で10局対戦 とか
してほしい。
羽生さん、渡辺さん、森内さん(負けそうだけど見たい)
藤井さん(笑)、菅井くん、千田くん、天彦…
とか
ぶっちゃけ、羽生さんとコンピューターは見てみたいものですよね
まさに人間の最高峰とコンピューターの対決
大局観 VS 評価関数 みたいな。
電王戦で、あーいうことであーだーこーだ言ってるけど(これは以前ブログに書いたことだが)
本質がやはり、人間VSプログラムなわけだから
もしくは(開発者の思惑として)プログラムの将棋がどこまで通用するか?試してみたい、そして勝ちたい)
なんだから
羽生さんが実質、棋界ナンバーワンなんだから
対戦させりゃーいいと思う
全敗はないと思うけれど、全廃したら、はいプログラム強いですねーだし
勝ったり負けたりしたなら、勝ったソフトは良いプログラムですねー
負けたソフトは、まだプログラムが甘いですねー
ってことでしょ
電王戦は、あくまで興行としてやってるから
あんな感じで団体戦組んでイベントとしてやってるわけだけど
ほんとに、強いのはどっちか、とか本質を求めていくならば
将棋界の連盟の人と棋士とプログラム開発者で話し合いをして
きちんと何らかの方法を出してから、やるべき。
まず開発者は、将棋ソフト世界大会みたいなのやって(もちろんすでにやってることだけど)
それで1位なれば満足じゃないの?
じゃあ、それが人間に対してどうなの?って知りたいから
電王戦やってるんでしょ?
それで、ああいう形で負けたら、言い訳かい?
筋が通らなくないかい。
1つのソフトで羽生さん(もしくは準ずる人)と複数局戦うとかぐらいしないと
結果はでないような気もするけれどねぇ……
と色々書きなぐってみた(笑)

【将棋】 お酒を飲んだ帰りに思ったことをたらたらと…その1



プロ棋士の名鑑って初めて見たかも。野球選手名鑑とかは何回かあるような気もするけれど。
藤井さんの説明には、やっぱり”ファンタ”の部分が記載されていましたが…w
そこが愛される理由の一つでもあるから、残っててもいいのかもしれないけれど
それって実際のところ「数手後にぱっくり飛車を取られる所に飛車を打った」って話だしょ?
そーんなにプロ棋士なら簡単に読んで「普通は打たない」ことなんだろうかねぇ?
まぁ軽いポカの一つなんだろうけれど、ハッシーもNHK杯決勝をかけての勝負で二歩してるでしょ…
その対局の他にもわかりやすいファンタはあったんかねぇ?
藤井さんの棋譜は大体追ってるけれど(中継されてるのは特に)、
序盤で研究が上手く行かなくて劣勢になってることは多々あるけれど(そう感じる)
基本的には、突飛な(受けの妙手とか羽生マジックみたいな)ことはしないけれど
基本的な手筋の範囲で(王道的な)、受けとか終盤って結構強い部類の人だと思ってる
少し前の王位挑戦かけた渡辺戦?とかでも終盤、渡辺さんに間違えさせるぐらいの感じだったし。
手番だけど、相手の囲いを簡単に崩せないような感じの時に時間に余裕がないと
あーだこーだ考えて「ええいままよ」と思考巡らせた中の候補で打った手が、あまり良くない
って感じの時もあるけれども(笑)(もちろんそう感じるという意味で)
ガジガジ流の攻めを最近見てないから、たまには見たいものだ。
今年はぷちブレイクでもしてほしいなー。
去年はとんとんぐらいだったしょ。
B2では無類の力を誇る藤井さん(?w)今年も是非B2突破を目指して!(笑)
そいや今朝(昨日)ふと思ったんだけど
羽生(名人)さんが名人戦を経て奪取されてA級で戦い、名人戦に出て名人奪取する
このルーティンwをすると、対局数、勝数を大分増やせるのではないかと
もちろん羽生さんに限る(笑)
ここ数年?、羽生さん、森内さんに名人取られても、A級で全勝もしくは1敗程度しかしてないような?
変な話、A級にいる人達なら1戦1戦は似たような棋力なのかもしれないけれど(?「なぜ羽生さんだけが強いのか」参照してくれw)
10局とか複数局で見ると、(もちろん対局実績数から見ても)
羽生さんは将棋界じゃ別格の存在(今の年齢になって、ちらほら負けるような感じもするけれど、それでも年度勝率とか勝ち数見ても…)
深浦さんや屋敷さん?みたいなにA級B級うろうろする実力の人もいれば
藤井さんはB2とB1うろうろ?みたいな人もいる
いま大体A級にいる人って、A級常連っていう力を持ってるのは数人、
A級になんとかしがみつく人っていう感じの人もいるし、という言い方をして
羽生さんは名人もしくは名人挑戦の常連という感じでA級の中でも際立つ力があって
10局?9局?対戦しても当たり前のように8~9割勝つ
名人は挑戦を受けて7番勝負?だから最大で7局やって(4勝)だけど
A級から挑戦する人は7局(4勝)に+A級の分があるから…w細かい算数はおいといて
まぁ他のタイトルも近いものが在ると思うけれど、
挑戦者に躍り出て、やっぱりダメだーっていう常連さんよりは
タイトル取ったけれどすぐ奪取されたーっていう常連の方が対局数、勝ち数(負け数も?)
は増えていくだろうね
「加藤一二三さんの、負け数が多いってのはたくさんトーナメントとかで勝ってるからだよ」
って書いてあって、若干疑問だったんだけど
負け数が増えるのって、そうじゃなくて、
「タイトル奪取、タイトル剥奪、もしくはタイトル戦挑戦が多いから」って方が算数的にはあってる気がする。
あと、王位戦だとリーグ入りすること、順位戦だと名人とか絡むこと、っていうのもあるかもだけど
C級~B2級ぐらいまでの人数の多い所でやることとかもそうだったりする?(^_^;)
そいやA級に在籍して羽生世代の方々?の通算勝率とか負け数?って大体同じぐらいなんですよー
ってなんかに書いてあったけど、
加藤一二三さんの(対局数も)勝ち数と負け数の、多さと比率って結構特殊だよね
やっぱり順位戦自体で息長くいることがその対局実績を作っている感じがしますね。

Bartender と 尾崎豊



Bartender a Tokyo の新刊読んだ。
尾崎豊のForget me notが流れてて最高(笑)
時代が生んだヒーローだと思っているのですが
ゆえに今となると、伝説のアーティスト的な位置からも大分陰ってきている気はします…
一度ファンになった人は、そうそう離れないから忘れられることはないと思いますが
平成生まれの若者にも是非聴いてもらいたい
尾崎の歌はいち視点だけだとしてでも、
そういう時代だったのだなぁ、と
その時代を実感させる力があると。
「誕生」とかも凄く泣けますね

2015年4月12日日曜日

【将棋】 電王戦について声を大にして言いたいこと




今日は電王戦FINALを終えて
永瀬戦の時からの
思うところがあったのを、少し上手く伝えれる気がしたので
書いてみる

今回の団体戦は3勝2敗で人間側の勝利!
実に素晴らしいことだ
プロの将棋は常に1対1の勝負である
お正月とかには余興で2対2での将棋をしたりもするが

高校~社会人の将棋の大会などは団体戦などがある
これは、1対1の勝負ではあるが、団体としてのチームワーク、
勝利の嬉しさ、敗北の悔しさなどを経験、教育という面もあるのだろう

特に、学生部活なんかは、一人で強くなるわけでなく
部活の仲間と一緒に研鑽して強くなるわけで
棋力(気力)を作るのは一人の力ではない

さて早速、話が逸れてしまったけれど(笑)
声を大にしていいたい、というのは
率直に言うと、永瀬戦・阿久津戦に対して
批判的、ネガティブな感想・意見に対するもの

上手く伝えれるように
ポイントは3点…5点には絞って話すようにする(笑)

■勝負の本質を自分で考え、判断して意見してほしい

新聞やネットの記事に踊らされてはならない。

http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=335195&nwIW=1&nwVt=knd
コンピューターソフトとプロ棋士が対決する「将棋電王戦FINAL」の第2局が3月21日、高知市の高知城追手門建物内で行われ、永瀬拓矢六段が「Selene」に勝った。永瀬六段はソフトプログラムの欠陥を突く手に出て、相手の「反則」で勝利。意外な展開による結末に会場が湧いた。 ソフトの欠陥による反則負けという結果に、大盤解説会場も一時騒然となった。将棋ファンの反応もさまざまで、高知市神田の教員の男性(45)は「何となくすっきりしない」。一方、高知市東雲町の地方公務員の男性(29)は「面白かった。勝ちを読み切ってバグも指摘して、人間の完勝じゃないでしょうか」と話していた。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/10/computer_shogi_n_7045064.html対局は阿久津八段が序盤、ソフト相手に有力と見られている、通称「嵌め手(ハメ手)」と呼ばれる奇襲手を指したところ、AWAKE開発者の巨瀬亮一さんが投了を宣言した。対局開始から1時間も経たずに終局。持ち時間は5時間が用意されていたが、消費時間は阿久津八段が13分、AWAKEが30分だった。
ハメ手」とは、正攻法ではなくトリック戦法のこと。相手が対応できない場合には有利となるが、正しく対応されると一転して不利になる。コンピューターが相手の電王戦では、コンピュータ独特の弱点をついたハメ手が研究されており、今回の第5局でも「△2八角戦法」と呼ばれるハメ手が研究されていた。
上は永瀬戦の記事の一つで、下は阿久津戦の一つを引用してみた
「ソフトの欠陥」「プログラムの欠陥」「トリック戦法」だとか、
あたかも実力で勝ったのではない、という記事が多い
ニュース記事というのは将棋に興味ない人にも解りやすく伝えなくてはならない
という事もあるが、電王戦に対して真摯に(考えて)記事を書いている記者は少ないのではないか

考えると、本質的には、斎藤VSApery戦も似たようなものだと私は思う

http://i2chmeijin.blog.fc2.com/blog-entry-2098.html
こんな記事もあったのか
AWAKE・巨瀬氏、阿久津八段を批判


■電王戦 人間VSプログラムの戦い

人間VSPCと書くべきか、人間VSソフトと書くべきかは迷った

まずこの電王戦は、人間VSプログラムの対局でであり、勝負であるということ
決して、「良い定跡や棋譜を作りましょうねー」っていうものではない
それは棋士達が個人なりでPCを使ったりで研究してるだろう

将棋の歴史を遡れば遡るほど一局の重さが強くなっていくと思うが
世襲制の時や御前試合などの時代はまさに命を懸けた勝負である

近現代でも、真剣師に小池重明などいた時も
プロ棋士はアマチュアに負けてはならぬ、面目丸潰れである、
という時代であった。

盤外戦術などがあった時もあるし、盤内戦術は今でもある
自玉がピンチだが相手に時間ない時に悩ましい手を指したりとか
とにかく将棋のプロの対局とは「勝負」である

A級や1組に在籍する棋士は解らんが、引退ギリギリの(ベテラン)棋士や
3段リーグの若手奨励会員、C級になったばかりの4段棋士
などは、まさに将棋で生計を立てれるようになるのか、という1つの人生をかけた勝負である

定跡研究などは、研究会でやれば良いし、
良い棋譜を残しましょうねーなんていう甘い考えの対局はプロの世界にはない。
勝負の結果、結果的に良い棋譜だったか、というのはあるだろう

電王戦は、人間VS人間ではない
人間VSプログラムの戦いとは何か?

先に、逆説的に言っても、
阿久津8段はその後の永瀬6段に勝っていること、
また、28角を打つのはAWAKEの実力(棋力)であるということ

永瀬戦なんかは、角不成を認識しないというのはバグではなく
プログラムとしての実力である、ということ
(有名な谷川先生の角不成りで打ち歩詰めを防いだ詰みなどは
このプログラムは読めるのだろうか?)

斎藤戦では、序盤の所で、解説陣でも読める割と普通の手をせずに
角打ちから攻めたのは悪手であったこと
そこでそういう手を指したのはプログラムの実力(棋力)であったということ

しかし、そのあとの猛攻は斎藤5段の心境は解らないけれど
PCの猛攻というのは、けっこうハラハラする
昨日の阿久津戦では、その後続けると角は取られるけれど
私がやると、香車、桂馬、金、のどれかと交換になるんだけど、
ただで角取れるのかな?、しかし、その間に、相手も囲い、攻め型を作ってくる
ひょっとしたら、続けていたら、いい勝負になったかもしれない
さすがにプロだからポロっと角取られたら勝負にならないかな?

阿久津VS PONANZAだと、そうした場合どうなっていたのかとかいろいろある

やねうら王とかだっけか、序盤は定跡を外して指させるとかあるけど
それこそ将棋の棋理
(最初は角道あけたり、飛車先をつくのが大体において良い)に反しているわけで
良い棋譜を残しましょう、というのとは違って、
定跡をはずした時の力の勝負を望んでるわけである

という風に逆説的に、(良い将棋をしましょうねーっていう)将棋としてっていうならば
そこで28角を打つ方が悪いのだ(棋力がない)




プログラムは、正しくプログラムしてあれば、詰みのある局面を間違えない
読みの速度が半端ない
PCには体力も睡眠も必要がない
ソフトを事前に貸し出している
持ち時間は同じ

有利・不利になる条件は色々あれど、
基本的には、プロ棋士の戦略・構想・大局観としてソフトのそれより良いか否かの問題だと思う

計算はPCに敵わないわけだし、将棋が二人零和有限確定完全情報ゲームである以上、
正しく指していけばPCが必ず勝つであろう
プロ棋士が先手が絶対に勝てる序盤定跡、
後手が絶対勝つか千日手にできる序盤定跡を生み出したら別だけれど

今回はPC(パーソナルコンピューター)だったけれど
officecomputerだったりsupercomputerだったり…
すれば、さらに、読む時間が短縮されるし、全方位探索もより可能になる

プロ棋士は時間短縮のためもあって、まったく関係のない手などは
読みすらしないというのも大局観の一つ
私的には、大局観ってのは、数10~数100手指した先の局面を読んで
有利か不利の判断、であって
棋士VS PCの勝負の如何はそこにあると。
特に将棋ソフトの歴史をみていくと、
進んだ先の局面の有利不利の判断が正しいか否か
というのが大きい

どうして28角を打つのか
単に馬が作れるから、そこに打つっていうのは、昔のソフトならありそうだが
数手先に馬を取られることを読んでないから、打つのだろう?
もしくは、それを想定しても、その時の局面が有利だと判断するから打つのだろう?

それをバグだとかハメ手だとかっていうのは違うと思う
PCの読む速度ならば、数手先のそんなことは読めているはずだし

今回5ソフトと対決したわけだが、それぞれのソフトというのは
プログラムの違いがあるわけで、今回はパーソナルコンピューターなので
全方位探索をさせるようにはしていないのかな?
こういう局面のときに、どういう手を読むのかっていうプログラムだったり
どういう局面を有利と判断するのかっていうプログラムだったりと、
各開発者のプログラム力、あるいは将棋のセンス、棋力が問われるわけで

何度も言うが、そのプログラムが負けたのだから、バグでもハメ手でもない。

(仮に、神様の将棋で、先手もしくは後手が必ず勝つということが判明した場合
それは、俗にいうハメ手となるのだろうが、
それは将棋の最善であるから仕方がない、将棋が終わる瞬間でもあるだろうが…
しかし、人類やプログラムがその高みを目指したり、
最善はさせない人間が勝負したりするのが面白いのだろう)

いまは、プログラムがプロ棋士に100%勝てるのか?っていう時代
もしくはプログラムが相当強くなってきたけれどプロ棋士は勝てるのか?
であっていずれは必ず100%勝てるようにはなるだろう
それまでプログラムを研鑽していくっていうことである

各スポーツ界で、必ずホームラン打てるバッターロボットとかいたりしたら
まるで面白みがない

まだ棋士が何勝かできる、プログラムが何勝かできる時代だから
プログラムが将棋に挑んでいる、という構図ではあるだろう

なんかもう電王戦終わるかもだけどw
プログラムが100%勝てるような時代がくれば、プロ棋士VSプログラムなんていうのは
もうやることはないだろう。

ponanzaのプログラムを一部拝借する、
全棋譜を読ませる、今ある全定跡を読ませるなどして
局面の有利不利の判断を正確にする
終盤は、詰みからの逆算を全方位でさせる、などしていけば良いのかねぇ
あとPC同士で序盤から全方位探索でPC定跡を作っていくとか?。


私の話も矛盾や筋の通らないこともあるかもしれないけれど
言いたいことは十分伝わると思います(=_=)
それをなんとなく理解してほしい(笑)











2015年4月11日土曜日

将棋 電王戦 気づいたら…

終わってました(笑)

まさかの、阿久津さん勝利!(ダメだろうなぁって思ってたので(笑)

またしてもPCプログラムの隙をつく勝利。
金沢将棋とかでも28角打みたいな手がでるけど、初段の私的には慎重に指して五分五分

阿久津さん、素晴らしい