2019年11月27日水曜日

フリー経済の話。

ミクロ経済の話:
「会社もしくは事業は、どっかで利益をとっていかないとならない」でないと継続できないからね(;'∀')
基本的に(市場において)、お金を払うのはエンドユーザー(消費者)である。会社が物やサービスを作って、消費者に購入してもらう。そのA会社ひとつで物を作れればいいけれど、いろんなB会社に声をかけて物を作る場合もある。その際にはそのB会社にはお金を支払う。(B会社はお金を貰って物をつくる。)この時A社は基本的にエンドユーザーから得れる利益予想>B社への支払いでなければならない。
ところで「フリー」という本がある。
(まだ積読だがw)
この本が出る以前からあったことだとは思うけれど
近頃は、エンドユーザーが0円で物やサービスを購入することができる。
このカラクリは、(概ね)その物に広告を載せることで、その広告の会社からお金を貰っているからである。
なのでこの場合の物を作った会社は広告会社からお金をもらって制作してるので、エンドユーザーが払うお金が0円でも儲けることができていることになる。
ところで、じゃあこの場合の「広告会社は利益を得ているか。」という疑問
これは、まさに「損して得をとれ」という昔からある商売の鉄則のようなものの一つであろう
広告会社は物を作るのに会社にお金を出し、
消費者からも会社からも利益を得れられないわけだが、
その広告を目にしてもらう、見てもらう、使ってもらうことができる。
こうすることで得られる対価というのは金銭的なものではなく、顧客情報だったり、アンケートだったりするわけである。
んで、違うものことに対して、その顧客情報を生かしたものをつくるということである。
こう考えていくと、エンドユーザーは欲しいもの、使いたいサービスのためにお金を払うのが普通であるが、
自分の考え方、情報、顧客情報をお金の代わりに支払っていると言えるんだなぁ、と。
このフリー経済(エンドユーザーがお金を支払わないで物やサービスを購入できること(別にこの定義があってるかは不明))
最近は少し下火になっているかもだけど、一時、
タクシーが無料で乗れるなんてのもやっていた。
あれは確かコカ・コーラの提供だったか。
あれは確かユーザーにとってはありがたいものである。
タクシー会社もお金を貰っているのだから基本損はないだろう。その代わり、いろいろアンケートなり顧客情報なりを払わなければならないが。
しかし上記に書いたように、これは何かのマーケティングの一種であり前段階なわけであるので、
すべてのものことがフリーになる、ということは難しいんだろうなぁと。
フリーマーケティングして製品を出すの繰り返しがなされれば、フリーで利用できるものも増えていくのかなぁ?と。