2014年4月20日日曜日

【将棋】 将棋観戦記 140416 横山泰明ー大石直嗣

【将棋】 将棋観戦記 140416 横山泰明ー大石直嗣

2014.04.16 第27期竜王戦4組ランキング戦
横山泰明六段ー大石直嗣六段

121手まで 先手勝ち




【将棋】 将棋観戦記 140416 横山泰明ー大石直嗣
2014.04.16 第27期竜王戦4組ランキング戦
本戦まではあと3勝、昇級には2勝が必要

昨年度順位戦C級2組では全勝の大石くん
ぜひ竜王戦もクラスをあげて行ってほしいですねーって
思っていましたが負けてしまいました
横山さんには失礼な言い方かもですが、
こういうひょんなところで若手は負けてしまったりするのが
将棋の面白いところ(難しいところ)

少し調べてみると、横山さんと大石さんは順位戦のクラスが同じ
昨年度は大石くんの全勝昇級に一役買ってしまったというところで
若干リベンジ的なところはあったのかもしれませんね
(こういうドラマを勝手に楽しむのも一つの将棋の楽しみ方ですね)

さて、戦型は居飛車VS角道オープン四間飛車からの三間飛車

角道オープン四間飛車からの三間飛車のメリットとしては
一つには、角交換からの65角打のような手(1歩取られる、角成り)を防げる事

結果論的には、
銀を7手掛けての穴熊の構想が悪かったか?
固い、攻めてないの穴熊になってしまったかな

囲いに対する手数は
横山 10手ぐらいー大石 15手ぐらい かかっているわけで

藤井さん最近は若干穴熊増えてきてるけれど
藤井さんも久保さんも角道オープン振飛車(四間も三間も中飛車も)の時は
美濃囲いが多い、しかも最近は端歩も付かないことが多い

なんとなくだけど、振飛車党というのは飛車が裁ければ良しという性質がある
それに対して囲いも簡単かつ軽く動きやすい美濃囲いが相性が良いというのが
あるんじゃないでしょうかね。

本局は横山さんの56角打が勝負つけたという感じがします。
その後から大石側は飛車が使えてなかった。結果的には角との取り合い(交換)になったわけではありますが、なんとなくですが、
56角打を許した構想に問題があった(それまでに銀に、囲いに手をかけすぎた?)
コメントでは「現状では一番有効な手だが、悩ましい」とは書いてあるけど
結果的に飛車をほとんど活用させていないので、良かったかと。
金が32にいなければ飛車を縦に逃がせたけど23角成りを防げないから…
56角打がやはり厳しかったかなと。

横山さんが、そこからほとんど悪い手を指していない、という所が凄いですね。




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